代表挨拶

「大量生産」から
「適量生産」へ。
 FULL KAITEN で
新時代の扉を開く。

代表取締役 瀬川 直寛

私はBtoBの会社員時代、「ウチの製品・サービスは本当にお客様の役に立っているのだろうか」という疑念を抱き続けていました。営業成績は優秀でしたが、売れば売るほどそうした「自己矛盾」に我慢できなくなっていったのです。

起業を決心するきっかけになったエピソードがあります。当時の同僚の誕生日に会社へバルーンギフトをサプライズで届けました。居抜きのオフィスの宙を舞う風船を見て、社員たちは大爆笑です。

みんなの笑顔を眺めながら、私は思いました。「自分はお客様の何かを改善して笑顔にしただろうか」と。自分の仕事は、バルーンギフトに負けていたのです。

どんな会社で働いても、同じ疑念に悩むだけだと思い、弊社を起業したのでした。当時の社名はハモンズ株式会社といい、BtoCのECでベビー服などを扱っていました。

ハモンズのロゴは風船マークであり、社名も笑顔が波紋のように広がるようにとの想いを込めました。それほどまでに、お客様と私たち自身が本当に役立つと信じられる事業を作りたかったのです。

しかし、EC事業はいばらの道でした。売上は伸びましたが在庫問題を原因として倒産の危機に直面することが3度もありました。
資金繰りに窮して生きた心地がせず本当に苦しかったですが、お客様が喜んでいるレビューを読んで励まされました。融資をめぐって審査を受けたとき、担当者の前で号泣したのも、「こんなに喜んでくださっているお客様がいるのだから、会社を潰してなるものか。絶対に諦めない」という強い決意があったからです。

ECで在庫問題に悩んだ経験から『FULL KAITEN』は生まれたわけですが、私は在庫問題で困っているお客様のお役に立つその先にある、より良い社会の実現が本当のゴールだと思っています。

それは、FULL KAITEN を導入したお客様は FULL KAITEN を使って在庫問題の解決に取り組むことで、廃棄問題の抑制や生産資源の保全、不公平取引の改善に意図せずして貢献することにつながるからです。

蒸気機関の発明で始まった産業革命は、人類に大量生産というとてつもなく大きな価値をもたらしました。
しかし今、大量生産が大量廃棄という歪みを生んでしまいました。

大量生産の時代はいずれ終わります。そして次の新時代は適量生産の時代になります。

私は、FULL KAITEN でそんな新時代の扉を開きたいと考えています。 それができた時、きっと世界の在庫問題は解決され、「必要な商品が必要な量だけ流通する社会」が実現し、廃棄・資源・不公平取引といった問題も解決に向かっているはずです。

困難であることは重々承知していますが、私は諦めません。長年解決されてこなかった在庫問題を解決できる方法を開発した私たちには、そうしたミッションに取り組む義務があると考えているからです。

私たちは本当にお客様のお役に立てるよう、愚直にプロダクトとサービスを磨き上げ続けます。

Side View「瀬川の素顔」

フル回転な経歴

1976年、奈良県生まれ。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。研究テーマは天然ガスの熱力学性質に関するAIによる予測。
新卒入社したコンパックコンピュータ(現ヒューレットパッカード)では営業配属後すぐに6億4000万円を売上げるなど、トップセールスを記録。次の転職先では基盤が何もない状態から3年で年商15億円の事業を創り出し、大手メディアに取り上げられる。3社目では営業10人体制の中、1人で全社売上の9割を稼ぐなど、スタートアップ4社で抜群の営業成績を残す。
2012年にEC事業を手がけるハモンズ(現フルカイテン)を起業。順調に成長したが、売上伸長を狙った仕入れ拡大、セール、送料無料化、客離れという小売業に典型的な負のスパイラルに陥り、大量の在庫を抱える。3度にわたり倒産しかけたが、危機を乗り越える過程で在庫問題を解決する『FULL KAITEN』を開発。在庫回転率が17回転を超える。18年にはEC事業を売却して社名をフルカイテンに変更し、FULL KAITEN事業に経営を集中させている。既婚、2児の父でもある。

趣味もフル回転

サッカー好きが高じて、フットサルチーム「コストカッツ」を主宰する。メンバーは弊社の地元・大阪市福島区に在住・在勤の中年男性5人。出場人数とピッタリで、試合では全員が体に鞭打ってフル出場する。
バーベキューやキャンプも好きで、自宅屋上にバーベキュー専用エリアをしつらえるほど。

スベりもフル回転

関西人らしく、ボケる(ギャグを言う)のが大好き。ウケなくても気にせずボケ続ける。本人いわく「単にボケるのが好き。職場に笑いがある方がいいやん」とのこと。このため、社員の間には「笑わないといけない」という忖度は存在しない。
IT企業でばかり働いてきたが、実はチャット文化があまり好きではない。さまざまな意思疎通、情報共有ツールが発達しているからこそ、「コミュニケーション全てがチャットに落とし込まれるのは良くない」と危機感を抱いている。

誰とでもフル回転

相手によって態度が変わらない。お客様に対しても、違うことは「違う」とはっきり言うし、本当に相手のためになると思ったら耳に痛いことも言ってしまう。
そうした姿勢は服装にも表れており、徹底的にカジュアルで通している。あるとき、弊社に不手際があってお客様に迷惑がかかり、謝罪に行ったことがあった。その際も「謝る時だけちょっといい服装にするような中途半端なことはしない」と、普段と同じカジュアルシャツにチノパン、スニーカーを着用した。ちなみにこのお客様には誠心誠意謝罪し、事なきを得た。
これらは社風にも表れている。社内にヒエラルキーらしいヒエラルキーはほとんど感じられず、年齢や社歴に関係なく「言うべきことは言う」意識が共有されている。全てはお客様のために率直に愚直に取り組む従業員が働きやすい「エンプロイーファースト」のためだ。